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先輩スタッフの声

特別養護老人ホーム花水木
介護職員
齋藤 昌夫


平成25年7月入職

私は、小売業に約20年勤めてきました。再就職する際、「自分の誇れるもの」、「自分の武器はなんだろう」と考えた時、何も浮かんできませんでした。悩んでいた時、これからの人生、資格を取ろうと決めました。介護を選んだ理由は、接客で培ったものを活かせるし、何よりご年配の方とお話するのが好きだったからです。

現場に入ってから6ヶ月目で1人の利用者様の担当を任されました。まだ、スタートラインに立ってない自分ですが、先輩の方々に指導して頂きながら行って参りました。家族が増えたようでした。休みの日でも、時計を見るたび、今頃は入浴している時間だろうか?今頃は食事をしている時間だろうか?夜はちゃんと寝ているだろうか?と考えてしまいます。私が仕事の壁にぶつかったのは、8ヶ月目の時でした。私の担当利用者様が急変して亡くなられたのです。目先が真っ暗になり、涙が出てきました。なのに、先輩職員の方々は何もなかったように業務を行っていました。「なぜだろう?」「悲しくはないのか?」「慣れているからだろうか?」「利用者様に深く感情的になってはだめなのだろうか?」いろいろ考えたら体が動きませんでした。悩みました。この仕事、続けていけるかどうか。1週間後先輩職員にこのことを伝えたら、こう話してくれました。「ここにいる利用者様は今日元気でも、明日はどうなるか分からない。だから、今日できる限りの介護を、妥協しないでしよう。」と言ってくれました。その言葉で吹っ切れました。先輩職員は、その利用者様に最大限の介護を行ってきたから、悔いはないのだと思います。私は誤解していました。

今の目標は「後悔しない介護」です。高い目標でそれに、責任も伴いますが、その分、やりがいがあります。
今後は利用者様から、目をそらさず前を向いていこうと決めました。


花水木介護センター デイサービス
介護職員
布谷 千恵子


平成23年2月入職

入浴拒否のある利用者様に、「お風呂どうしますか?」と声を掛けると、一度は首を横に振るも、汗ばむ季節のせいか「入ってみっかな」と返事がありました。待つことを嫌う利用者様なので、衣類を脱いだらすぐに入浴ができるよう職員へ声掛けをしました。その利用者様は「気持ち良かった」と満足そうに話してくれました。また、利用者様が「ありがとうね」と言ってくれること、私の名前を覚えてくれていていた時には呼んでくれることもあり、嬉しく思っています。

私は、介護職員とは、他者から必要とされる喜びや、達成感を得られる仕事だと思っています。高齢になると、社会とのつながりが減り、人との交流も少なくなります。身体的な支援が必要であると共に、交流支援も生活を満足させる一つであると思います。先日受講した研修から、「病気や障害がなくても『不健康』だと感じる場合があり、反対に病気があっても『とても健康である』と感じている人もいる」ということを学びました。私は、主観的に健康であると感じることは生活に満足しているからであり、その生活の一部に、介護サービスがあるのだと思います。「ここのデイサービスは楽しい」、「また来たい」と思ってもらえることが介護職員である私の一番の喜びです。利用者様には心も身体も健康に過ごしてほしいと思います。また、ご家族の介護負担を少しでも減らせるように支援したいと考えています。

今、介護職の必要性は高齢化社会に伴い非常に大きいことからも、社会から評価されている専門職と言えると思います。人と人とがふれあう仕事だからこそ、心から接することが大切であり、やりがいのある仕事だと思うのです。